みなさんは、ドヴォルザークの「新世界より」をご存知だろうか。
一般的に、新世界アメリカにおいて故居ボヘミアを懐かしんで描いたものといわれている、交響楽の珠玉の一つ。その旋律を記憶していない先進国民は、ひとりもいない。
私はそうはおもわないし、管弦楽でもなんでも芸術をかじったひとならすぐさまわかることだと思うのだけれど
このドヴォルザークは、何一つとして懐かしんでいない。
というのはいくらなんでもらんぼうな推測だけれども、
ドヴォルザークくは明確なヴィジョン(旋律)があり、自分のヴィジョンとアメリカの未来を重ねていた。不安もかなりあったろうなあ。